映画ファン集合! 自分が見て感動したり、人生観を変えたような映画について語り合いたいと思います。 また、DVDのコレクション紹介とかーーーー。

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ミステリー作家の第一人者スティーブン・キングが

描く謎の世界にディップが挑む


シークレット・ウインドウ

製作年度: 2004年 小説家モート・レイニーをめぐる8つの謎とは?
監督: デビッド・コープ 製作総指揮: エズラ・スワードロウ 製作:ギャビン・ポロン 脚本: デビッド・    コープ 原作: スティーブン・キング 音楽: フィリップ・グラス
キャスト: ジョニー・デップ/ジョン・タトゥーロ/マリア・ベロ/ティモシー・ハットン/チヤールズ・S・         ダットン

 物語の始まりは、ひとつの盗作疑惑であった。小説家モート・レイニー(ジョニー・デップ)の生活は、戸口に立つ男の「お前は俺の小説を盗んだ。」という一言から、崩れ始めた。男の名前は、山高帽をかぶったジョン・シューター(ジョン・タトゥーロ)、自分が執筆したという原稿の束を残していった。
レイニーは、妻エイミー(マリア・ベロ)に浮気され、別居中で離婚協議による疲労のため、公私共にスランプに陥っていた。
 小説家が売れ、世間に名が知られると誰かがちょっとしたトラブルを持ち込んでくる事は、よくある話である。男が残していった原稿のタイトルに、レイニーは覚えがなかった。しかし、紙面に目を落すと、それは彼が書いた文章だった。
 再びシューターがレイニーの前に姿を現し、「あれは俺が先に書いた。」と、言い寄る。レイニーが、”秘密の窓”を執筆したのは、1994年の暮れで、翌年6月に雑誌”エラリー・クィーン・ミステリー・マガジン”に掲載されていた。しかし、シューターは「別れた女房からその雑誌を送らせて証明しろ。」と脅し、警告のためレイニーの愛犬を刺し殺した。

 レイニーは、探偵をしている友人ケン・カーシェ(チヤールズ・S・ダットン)に調査を依頼する。シューターの顔はレイニーしか知らないが、彼とシューターとが話している所を車で通りかかったトムに会う事をカーシェは決める。
 翌日、別居中のエイミーの家が全焼し、証拠となる雑誌は灰になってしまった。さらに、シューターの目撃者トムと探偵カーシェも殺された。シューターがレイニーに要求してきた事は、小説の結末を書き換え、シューターの名前で再出版せよというものであった。

 レイニーを演じるデップは、一見、何の変哲もない作家の役をこなしているようにも思えるが、謎が解けてくるにつれ、彼の演技の醍醐味が出てくる。この作品は、盗作疑惑の脅迫により追い詰められていく人気作家の苦悩を描いたミステリーであるが、レイニー自身を知る上で、以下の8つの謎が散りばめられている。
1.”秘密の窓”は、どうやって盗作されたのか?
2.1日16時間の睡眠。レイニーは眠り続けていただけなのか?
3.レイニーが、1人だけの時にシューターが現れるのは何故?
4.レイニーが眠っている間にだけ、すべての事件が起きるのは何故?
5.殺されたトムがシューターを目撃しなかったのは何故?
6.レイニーはタバコを吸わないのに、店員がタバコを勧めるのは何故?
7.出版社から送られてきた昔の雑誌の小説ページが切り取られていたのは何故?
8.レイニーがシューターの山高帽をかぶっているのは何故?

 この8つの謎の中に、この作品の結末が予告されている。そして、作品のタイトルになっている「シークレット・ウインドウ」の意味が。実に計算されている。スティーブン・キングのミステリー&恐怖の世界をデップは堂々と、そして緻密に演じているのである。場面の一コマも見落としてはならない。所々に伏線が貼られているのだからーーー。

 妻に浮気されて、山小屋に閉じこもり、スランプに陥りながらの執筆活動。妻の浮気相手への憎悪を剥き出しの不気味な雰囲気。盗作を言いつのるシューターへの脅え方、周囲の人間に接するおどおどした態度。いかにも危なっかしい。デップ自身が、こうしたアブなっかさをスクリーンに登場させている。だから、観客は彼に感情移入してしまう。デップはどんな人間にも変身でき、その人間になりきってしまうが、色んな性格をもちあわせる多面的な稀有な役者である。おそらく、偏執狂的なほどの凝り性で、こよなくダークな世界やユーモアを好む一方、ロマンチストさをも持ち合わせている。
コメント
この記事へのコメント
ふうなさんへ
いつもコメ有難うございます。

自分もこの作品が好きです。
スティーブン・キングの狂気の世界をデップは実に妙に要り際に入り、演技していますよね。

結末が分った後にもう一回見ると、細かい伏線に気付かされます。
2011/01/11(火) 22:18 | URL | kurimasa #-[ 編集]
こんにちは

「シークレット・ウィンドウ」はジョニーの作品の中で一番好きです。
2回目に見たとき「確かにこうとることもできるよね・・・」というシーンがたくさんあり、何度も楽しめました。
またモートがジョニーだったからこそ、魅力的な作品になったのだと思います。

ジョニーの作品をたくさん書いてくださり、ありがとうございます。
2011/01/11(火) 19:54 | URL | ふうな #-[ 編集]
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