映画ファン集合! 自分が見て感動したり、人生観を変えたような映画について語り合いたいと思います。 また、DVDのコレクション紹介とかーーーー。

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「ピーターパン」に秘められた劇作家と少年の実話

ネバーランド

製作年度: 2004年 ピーターパンのモデルとなった少年と劇作家の感動作
監督: マーク・フォースター 製作総指揮: ボブ・ワインスタイン/ハーヴェイ・ワインスタイン/ミシェ      ル・サイ/ゲイリー・ビンコウ/ニール・イスラエル  製作:リチャード・N・グラッドスタイン      / ネリー・ベルフラワー  脚本: デイヴィッド・マギー 音楽: ヤン・A・P・カチュマレク
キャスト: ジョニー・デップ/ケイト・ウィンスレット/ジュリー・クリスティ/ラダ・ミッチェル/ダスティ        ン・ホフマン/フレディ・ハイモア/ジョー・プロスペロ/ニック・ラウド/ルーク・スピル/        イアン・ハート/ケリー・マクドナルド      

 ネバーランドーーー決してどこにも存在しない国。そこに住むピーターパンは永遠に年を取らない冒険好きな純粋な少年である。世界中の誰もが知っているこのピーターパンには、モデルとなる少年の存在があった。少年ピーター・ルウエリン・デイヴィズ(フレディ・ハイモア)と劇作家バリ(ジョニー・デップ)との出会いの背景にもう一つの愛のドラマが存在していた。

 1904年、12月27日にロンドンで初めて「ピーターパン」が上映された。これは、その陰で子供のように夢見る心を持ち続ける劇作家バリと、彼によって夢を信じる心を取り戻していくデイヴィズ家の三男ピーター少年。二つの純粋な魂の触れ合いを描いた愛と感動のドラマである。

 ロンドンのケンジントン公園へ日課の散歩に出かけたバリは、若く美しい未亡人のシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と彼女の息子たちであるデイヴィズ家の四兄弟と出会う。中でもバリが関心を寄せたのは、父の死後夢や希望を持つことをあきらめた三男ピーターの存在であった。
一人で心の傷を負ったピーターに空想の世界で遊ぶことの楽しさと物を書くことの喜びを教えるバリ。彼と母親シルヴィアの深い愛情に包まれながら、ピーターは少しずつ子供らしい純粋さを取り戻していくのであった。

 ピーターに幼い頃の自分自信を重ね合わせながら、二度とない子供時代の素晴らしさを伝えるバリ。二つの繊細な魂の触れ合いから、「ピーターパン」のドラマが誕生して行く過程を描いている。
そして、病に侵され母シルヴィアを失うピーターに、「愛する者を心の中のネバーランドに旅立たせる」事を教える。夢を信じる事の大切さをテーマにした「ピーターパン」の物語が、喪失の悲しみの中から生まれたという事実が、深い感慨を呼び起こす。

 子供のように無垢な心を持ち、ピーターたち兄弟に惜しみない愛情を注ぐバリ役デップの演技には、優しさが満ち溢れている。現実に目を向けない夫バリに愛想を尽かし、心の通いを失くした妻メアリー(ラダ・ミッチェル)とは、対称的なシルヴィアに心を魅かれるが、恋愛感情を超越したプラトニックな愛の絆で結ばれる姿をごく自然に演じている。彼の周りには、気品と優しさ、そしてユーモアが溢れている。
最初のうち、シルヴィアの母モーリエ夫人(ジュリー・クリスティ)は、毎日子供たちと遊び呆けるバリに対して、娘シルヴィアに近づくためだと警戒するが、段々彼の純粋さが分って来る。バリーの愛は、すべてを超越した人間愛なのだ。デップの人柄からそれがヒシヒシと伝わってくる。

 この作品は、「ピーターパン」の生誕100周年を記念して造られたが、それにふさわしい作品となった。デップとピーターの子役ハイモアの演技が光るが、先に述べたシルヴィアのは早くクリスティーの他、バリの友人役イアン・ハートや、大物プロデューサー役ダスティン・ホフマン等ベテラン個性派俳優陣が見事に脇を固めている。

 最後に、”ネバーランド”とは?ーーーバリ役デップの言葉を借りれば、「そこは夢がかなう場所なんだ。信じれば必ず行ける。」---現代人が忘れていることであり、現代人では決して行けない場所なのであろう。
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