映画ファン集合! 自分が見て感動したり、人生観を変えたような映画について語り合いたいと思います。 また、DVDのコレクション紹介とかーーーー。

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若き日のデップの恋

マイアミ・ホット・リゾート

製作年度: 1985年  リゾート地・マイアミで様々な騒動を繰り広げるドタバタ青春コメディ   
監督: ジョージ・バワーズ  脚本: ゴードン・ミッチェル  
キャスト: ジョニー・デップ/ロブ・モロー/カリン・オブライアン/エミリー・ロングストレス

 マイアミと聞くだけで血が騒ぐ。すぐ目に浮かぶのは、常夏のビーチと、そこに群がる美女・美女・美女。中年親父でさえ、クラクラッと来るのだから、健康的な若い男にはたまったもんじゃないだろう。
それこそ全身が疼くっていうものだ。若かりし頃、誰でも経験があろうが、年中SEXのことしか頭にない。特に夏になると、アバンチュールを求めて、東京育ちの自分は大島や新島、式根島などに出向いたものだ。(当時は学生の身分で、海外など行けなかったから)
 でも、よく言われるように、夏の恋は続かない。島が独特の雰囲気にさせるのだ。都会に戻ってから逢ってみても、そういう雰囲気にはなれない事が多かった。

 ”マイアミ・ホット・リゾート”は、自分ら親父に、青春を思い出させる作品だ。
この手の映画は、イスラエルの”グローイング・アップ”、イギリスの”さらば青春の光”などアメリカ映画以外にも多々あるが、”ウエスト・サイド・ストーリー”、”理由なき反抗”、”おもいでの夏”、”青春白書”など、やはりアメリカが一番合っている。底抜けの明るさに欠け、貞淑が美徳とされ、ハニカミ屋の多い日本では、あり得ない。学生時代の自分なども、周りから奇異な目で見られていた。

 ジョニー・デップには、アメリカの代表的青春スターである”理由なき反抗”主演のジェームズ・ディーンの面影がある。両者ともハンサム・ボーイだし、哀しげな眼をしており、時に男の影を見せる。自分は、そういった俳優が大好きだ。日本人には、あまりいないタイプである。気障なようだが、自分はそんな男を目指してきた。
 
 自分は、今でも恋している。50過ぎの親父が~、と人には笑われるだろうが、年の事を思ったらそれだけで老ける。気分だけは、いつまでも若くいたいものだ。その人を想うだけで、ハラハラ・ドキドキ、胸を締め付けられる思い。人はいつしか、そんな気分を忘れている。ある人が言った。「自分は片想いが好きだ。その方が、ハラハラ・ドキドキが続く」ーーーと、でも自分は嫌だ。それじゃ明日がない。今はダメでも、将来はーーー、という夢がなければ、希望も生甲斐も無くなる。
 
 一体、人は何のために生きているのだ。金?名誉?名声?そんなものは、時間と共に忘れられる。まして金なんぞ、生きる手段であって目的ではない。
「肉体が滅んでも魂は残る」とは、よく言われる事だ。しかし、魂は見えないし、死後の世界から戻った人はいない。この世に未来永劫なんてものはないのだ。

 人の心は掴みにくい。一生同じ気持などあり得ないし、常に迷い、揺れるものだから。言葉は所詮無力だし、いくら片方が「愛してる、愛してる」と言い続けても、相手が他の者に決めていれば、変わる訳がないのだ。そんな事は、映画の世界だけである。だから我々は、映画の世界に憧れ、映画のような恋をしてみたいのだ。それは、虚構の世界である。でもそれによって、チョッピリでも夢が見られれば良いのだ。

 この映画も、そんな現代人が忘れているモノを思い出させる作品だ。ストーリーは単純だし、特に取り挙げるものはない。SEXのことしか頭にない二人の青年が、夏の間、リゾート地のホテルに滞在し、彼女をモノにしたいというよくある話だ。他の滞在客も、夫婦生活のマンネリ化を感じ、若い男とアバンチュールを楽しみたいと思っている人妻。ウエイトレスをしながら、甘い恋を夢見る少女。職権で、その彼女をモノにしようと狙うレストランの支配人。筋骨隆々の女ジゴロなど、色んな人間関係が絡み合ったドタバタ劇である。別に考える事もなく、見たままをストレートに楽しめば良い能天気な映画である。

 青春を忘れている中年諸氏、今青春真っ盛りの青年諸君。男の立場からも女の立場からも、すべての人の共通のテーマである。この世には、男と女しかおらず、”恋愛”は、人として永遠のテーマなのだから。

「人間は、恋と革命のために生きる」太宰治の言葉である。
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