映画ファン集合! 自分が見て感動したり、人生観を変えたような映画について語り合いたいと思います。 また、DVDのコレクション紹介とかーーーー。

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タクシードライバー


1976年の社会派作品(ベトナム戦争の影響)
監督:マーチン・スコセッシ 脚本:ポール・シュレイダー
キャスト:ロバート・デ・ニーロ/シビル・シェパード/ジョディ・フォスター
音楽:バーナード・ハーマン 主題曲:タクシードライバーのテーマ

 マーチン・スコセッシとデ・ニーロが、初めてタグを組んだ作品。これ以来デ・ニーロは、スコセッシのお気に入り俳優となる。彼にとっての出世作である。

 自分の好きな映画のベスト3に間違いなく入るが、”ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ”といい、”ゴッドファーザー パートⅡ”といい、すべてデ・ニーロである。まさに最高の役者だと思う。

 ベトナム戦争帰りのトラヴィス(デ・ニーロ)は、目的を失い、毎晩眠れず、ポルノ映画館に入り浸っている。夜、眠れないならとタクシードライバーの職に就く。
 「いよいよ正規のタクシードライバーだ」と言う彼のセリフに虚無感を覚えた。
タクシードライバーの目から見た、病めるニューヨーク。そこには、色んな病んだ人々がいる。
乗車する彼らは、運転手など何とも思っていない。逆に、彼は彼等を観察する。彼の無表情さが何とも言えない。

 ただ街の中をタクシーで流すだけの彼の目に、ある日純白な美女、ベッツィー(シビル・シェパード)の姿が飛び込んできた。生まれて初めて、美しいものを見たような彼の目。その場で恋に落ちる。
念願のデートが叶った日に、彼女をポルノ映画に誘ってしまう。彼にとっては、初めてのデートでどうしていいかわからなかったのだ。
 タクシーで街を走る時に流れる、テーマ曲は最高だが、デートの最中に流れる”ベッツィーのテーマ”も実に良い。
振られた彼は、選挙事務所に彼女を訪ね、凶暴さの一端を披露してしまう。この彼の態度が、ラストの伏線になっている。

 この映画における、自分の好きな彼のつぶやき。
「毎日、同じことの繰り返し、タクシーに乗っていても、街中にいても、俺は常に孤独だ。絶え間ない孤独が俺を襲ってくる。でも、どこにも逃げ場はない。」
さらに、「ついに人生の目的が見つかった。もう戻ることはできない」

 そして、最後に彼が取る行動とその結末は? 素晴らしいストーリー展開だ。
背景には、ベトナム戦争の後遺症が流れている。

 さらにこの作品で、現在の大スター”ジョディ・フォスター”が、娼婦役の少女役ながら、可憐な姿を見せている。今日の美貌の片鱗を見た。(好きな女優の一人である)

 やはり、スコセッシ作品の文句ない最高傑作だと思う。
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加山雄三 若大将シリーズ


 若大将シリーズ 1961年~1981年

小学生から見出した怪獣映画であるが、中学生になると、東宝では怪獣物と加山雄三の若大将シリーズとのカップリングで放映を始めた。 自分は当初、怪獣目的で映画館に行ったが、恋に憧れる年頃になり、段々、若大将に惹かれるようになった。 実際、若大将はカッコ良かった。初期のマドンナ役は、星由里子、2代目(12作~16作)酒井和歌子、17作目最後の作品のみ、坂口良子であった。

大学の若大将 1961年 杉江敏男  笠原良三
                加山雄三/星由里子/団令子/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

銀座の若大将 1962年 杉江敏男  笠原良三
                加山雄三/星由里子/藤山陽子/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

日本一の若大将 1962年 福田純   笠原良三
                加山雄三/星由里子/北あけみ/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

ハワイの若大将 1963年 福田純   笠原良三
                加山雄三/星由里子/団令子/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

海の若大将   1965年 古沢憲吾  田波靖男
                加山雄三/星由里子//田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

エレキの若大将 1965年 岩内克己  田波靖男
                加山雄三/星由里子/北あけみ/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

アルプスの若大将 1966年 古沢憲吾  田波靖男 
                加山雄三/星由里子/中真千子/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

レッツ・ゴー若大将 1967年 岩内克己  田波靖男
                加山雄三/星由里子/中真千子/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

南太平洋の若大将 1967年 古沢憲吾  田波靖男
              加山雄三/星由里子/前田美波里/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

ゴー!・ゴー!若大将 1967年 岩内克己  田波靖男
                加山雄三/星由里子/浜木綿子/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

リオの若大将     1968年 岩内克己  田波靖男
                加山雄三/星由里子/中真千子/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

フレッシュマン若大将 1969年 福田純  田波靖男
               加山雄三/酒井和歌子/中真千子/田中邦衛/有島一郎/飯田蝶子

ニュージーランドの若大将 1969年 福田純 田波靖男
                加山雄三/酒井和歌子/ジェシカ・ピーターズ/田中邦衛/有島一郎

ブラボー!若大将    1970年 岩内克己 田波靖男
                 加山雄三/酒井和歌子/藤岡琢也/田中邦衛/有島一郎

俺の空だぜ若大将   1970年 小谷承靖 田波靖男
                 加山雄三/酒井和歌子/大矢茂/田中邦衛/有島一郎

若大将対青大将 1971年 岩内克己 田波靖男
                 加山雄三/酒井和歌子/吉沢京子/田中邦衛/大矢茂

帰ってきた若大将 1981年 小谷承靖 田波靖男
                 加山雄三/坂口良子/アグネス・ラム/田中邦衛/有島一郎

 やはり、群を抜いて星由里子が良かった。実に美しかった。
彼女がマドンナになる1作~11作は、若大将の田沼(加山雄三)は、京南大学生時代。
スポーツ万能で、水泳・陸上・スキー・柔道・ヨット・自動車部等のクラブのキャプテンを務める大学のスター。その他、ギターと歌に作詞・作曲をやり、女の子にモテモテ(まるで大学時代の自分みたい?)
 
 デビューは、1961年の”大学の若大将”学生時代の最後は、1968年の11作目の”リオの若大将”

 ストーリーは毎回同じで、田沼は体育会のキャプテンを務める、学園のスター。実家は、麻布で老舗のすき焼き店”田能久”の長男。父・有島一郎、祖母・飯田蝶子、妹・中真千子の家族が、すべてレギュラーメンバーで登場する。
女の子にモテモテの田沼だが、毎回必ず知りあう澄子(星由里子)と恋に落ちる。澄子は、田沼のモテモテぶりにヤキモキし、いつも彼の元を一度は去るが、結局最後は田沼の元に戻ってハッピーエンド。田沼の恋敵となる金持ちのドラ息子、石山=青大将(田中邦衛)は、毎回田沼の引き立て役になる。

 12作(1969年、フレッシュマン若大将)~17作(1981年、帰ってきた若大将)は、田沼のサラリーマン時代のエリートぶりが展開されているが、学生時代と比べて面白くない。
社会人になっても青大将は、相変わらず若大将の引き立て役で、会社の重役となっても女の子にはモテず、振られ役に徹している。マドンナが酒井和歌子に替わっただけ(最後の17作目だけ、坂口良子であった)
実家の”田能久”も変わっていないが、学生時代の田沼の同級生、江口が田沼の妹と結婚し、婿養子となってすき焼き店を継いでいる。

 若大将シリーズは、中身のない単純なB級青春物だが、自分の多感な時期に触れた作品であり、当時のホノボノとした時代背景と人々の人情がよく出ており、大変懐かしい作品である。特に、映画館で観た”エレキの若大将”で、加山が由里子のために湖畔で歌う”君といつまでも”のシーンは、自分が中学一年生で、まだ恋を知らない頃だったので(今でもそうか?)
”恋”というものに、非常に憧れたものである。
 純情なりし、あの頃が懐かしく、出来ることなら戻りたいものだ。
ゴジラ


 子供の頃、初めて映画館で観た映画は、1962年、東宝映画の”キングコング対ゴジラ”だった。元祖”ゴジラ”が封切られたのは、1954年である。
自分が中学生の頃から怪獣映画のブームが始まり、モスラ、ラドン、キングギドラ等が登場してきた。
東宝の対抗馬の大映は、ガメラを主人公として、ギャオスなどを産み出した。自分は中学時代、友人達と連れだって全部映画館で観た。

当時は、プラモデルがはやっており、片っ端から怪獣を買い漁った。漫画も怪獣物一色だった。今観ると実に呆気ないが、子供の頃は、それなりに怖くて面白かった。
ゴジラが、当時流行ったシェー!(赤塚不二夫の漫画おそ松くんのレギュラーイヤミのギャグ)のアクションをやったり、息子のミニラが出て来た頃から面白くなくなってきた。
ましてや人間の味方をするなんて! やはり、怪獣は、怖くなければ駄目だ。
ゴッドファーザー パート Ⅰ

 1972年度アカデミー賞受賞、最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀脚色賞
監督:フランシス・フォード・コッポラ 原作:マリオ・プーゾォ
キャスト:マーロンブランド/アル・パシーノ/ジェームズ・カーン/ロバート・デュバル/
     ジョン・カザール/ダイアン・キートン/タリア・シャイア
音楽:ニーノ・ロータ/主題歌:愛のテーマ

 これぞマフィア物の最高峰。我々にマフィアという存在を初めて知らしめた映画である。これ以降、マフィアを題材にした映画が何本も作成されたが、これを凌ぐものはない。今後も生まれ得ないであろう。
 壮絶なギャング抗争、血塗られた争いと裏切り。しかし、根底はファミリーを守る男のドラマ。甘美なニーノ・ロータのメロディーに見るように、家族愛の話である。

 学生時代は、新宿で遊びまわっていたが、封切りで映画館前に長蛇の列が出来たのを見たのは、”アメリカン・グラフティ”とこの”ゴッドファーザー”だけである。
その時は、自分は映画館では観なかった。4年後にテレビで初めて観た。その翌年、パートⅡとセットで映画館で観た。併せて7時間を超す超大作であるが、長さを感じさせなかった。
両方ともビデオを購入したし、後にパートⅠとⅡを時系列で1本にまとめたゴッドファーザー・サーガをレーザーディスクで購入した。見始めると1日がかりになるが、ぶっ続けで2回は観ている。映画館・テレビ・ビデオ・LD・DVDを併せて30年間で7回は観ている。

 実在のマフィアであるコロンボ一家を題材にしたこの映画には、これも実際にあったフランクシナトラ事件の話も出てくる(無論名前は明かしていない)
コルレオーネファミリーの歴史が描かれているが、ドン役のマーロンブランドの貫録・重厚感のある演技には、圧倒させられる。3人の息子と養子の弁護士トム(ロバート・デュバル)も、それぞれ違った個性を非常にうまく演じている。
短気で直情型の長男ソニー(マイケル・カーン)、おっとり型の次男フレド(ジョン・カザール)、冷静沈着な三男マイケル(アル・パシーノ)、そして知性派トムである。
 ドンは、三男マイケルに一番の期待を賭けるが、彼はマフィアを恥じている。しかし、おやじが襲われ、長男が殺されたことから変わっていく。最後には、家族を守るために非情な男になりきり、2代目となるところで幕を閉じる。その変貌振りをパシーノは、見事に演じている。
家族を支えるのは、男だけではない。母親も妹(タリア・シャイア)も妻(ダイアン・キートン)も耐えながら、あるいは強く、実にいい味を出している。
 最後までマイケルについていくトムを始め、すべての役者が、個性ある役回りを最高の演技でその人物になりきっている。作っているとは思わせない、迫真の演技。

 この映画は、マフィアをテーマにしているが、当時のアメリカの時代背景、家族の在り方、兄弟愛、男の生きざま等、多くのことを教えてくれる。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ


 1984年 監督:セルジオ・レオーネ 原作:ハリー・グレイ 主演:ロバート・デ・ニーロ/
       ジェームズ・ウッズ/エリザベス・マクガバン
       音楽:エンニオ・モリコーネ/主題歌:アマポーラ(かわいい小さなケシ)

 自分がこれまで一番感動したというか、人生観を変えさせたのが、この作品である。
舞台は、マフィアが蔓延るきっかけとなった、アメリカ史上最悪の悪法と言われる”禁酒法時代”1923年から、30年代を中心に68年までの血塗られた男たちの欲望・野心、友情と裏切り、男女の愛憎、病めるアメリカの裏社会等が交差したロマンが謳われている。
 
 この映画で”宿命”と言うものを強く感じさせられた。
封切られてすぐ、映画館で観たが、帰りにサントラ盤のCDを買った。その後、レンタルビデオを借りたが、保存しておきたくてレーザーディスクも購入した。テレビでも観たし、映画未公開部分も収録したDVDの完全版も手に入れた。
 20年間で6回観ているが、自分の年代や、その時の心理状態によって受け取り方が違ってくる。暗い気分の時は、実に重くのしかかってくる。4時間近いが、長さを感じさせないし、6回も観ているとすべての情景を覚えている。特に、背景となっている”マンハッタン・ロウア・イースト・サイド”の街を”ウイリアムバーグ”を背に闊歩する5人の少年時代は、何度観ても良い。
 
 物語は、ニューヨークの貧しいユダヤ地区に育ったヌードルス(デ・ニーロ)、コックアイ、パッツィー、ドミニクの4人の悪ガキが、1923年、ヌードルス17才の時に、街に越してきたマックス(ジェームズ・ウッズ)と知り合い、知恵と力で暗黒街をのし上がっていく一大叙事詩である。
 少年時代に、仲間の一人ドミニクは、当時街を牛耳っていたチンピラに殺されるが、残った4人が、強い友情で結ばれ、結束を固めていく。
 ヌードルスの裏切りにより、3人は警官に射殺されてしまう。彼は、自分が裏切ったという罪悪感に悩まされ、30数年浅い眠りしかとれない。60才を過ぎた今、過去を振り返る。画面は、少年時代・青年時代と老年に差し掛かった現在とが、交差し、過去はテンポ良く進行するノスタルージーの世界である。そして、今はゆっくり進んでいく。
 
 場面ごとに実にマッチした音楽が流れる。冒頭、甘美なメロディーの中での非常な銃弾、若き日、ヌードルスが恋するデボラのためにレストランを借り切り、踊る場面で流れるアマポーラ、少年時代にもデボラのテーマは、至る所に流れてくる。過去のノストラジーに浸る場面でのイエスタディ。音楽と共に、素早く場面が切り替えられる。見事な3時代の転換である。自分が最も好きなのは、何とも悲しいオカリナを使った、全体のテーマ曲だ。
 
 ヌードルスは、過去を断ち切るために、模索し続けるが、最後に真実が判明し、アヘンを吸いながら、忘れていた安息を取り戻す。映画は、彼の微笑で終わるが、この笑顔が実にいい。17才の少年時代から激動の青年期を経て60才を超えた老年期までを演じたデ・ニーロの最高傑作だと思う。監督のセルジオ・レオーネは、イタリア系アメリカ人であるが、描かれているのは、ユダヤ人の世界だ。イタリア系マフィアを恐れさせた、ユダヤの結束。
 これは、単なるギャング・マフィア映画ではなく、友情や人生を見直させる作品である。

 
フィールド・オブ・ドリームス


 ”ターミナル”は、ジャズファンだった父親の夢を息子が継ぎ、苦労の末、古びたビスケット缶にその夢を詰めるという話であるが、亡くなった父親との再会という夢のような話が、この”フィールド・オブ・ドリームス”である。
 
 父と子との最初の、身体を通じた触れ合いが、キャッチボールということは、よくある話だと思う。言葉の要らないコミュニケーションである。
自分も子供の頃の父親との思い出は、自転車に乗る練習と泳ぎ方を教えてもらった他に、キャッチボールであった。特に父は、大学時代野球部で、社会人になっても、会社の野球部監督をしていたほどだ。その影響で自分も野球が好きだった。
 
 だからこの映画に感動した。これは、スーパースターを取り上げた野球の話ではない。たまたま父子の共通点を野球ファンという観点から取り上げた、愛情ーーーそれは、父子間だけではなく、夫の夢を陰から支える妻子、反体制作家やプロ野球選手としては挫折した医者らとの友情も含めたすべての人に捧げる愛と感動の叙事詩である。
 
 農夫はある日、「”それ”を作れば、”彼”はやって来る」と言う点の声を聴く。それとは、何なのか、そして彼とはーーーー。思い悩む主人公ケヴィン・コスナー、彼を理解し、支える妻子。
”それ”とは、野球場であったが、”彼”とはーーー?
伝説のプレーヤー、シューレス・ジョー(元ホワイトソックスの主力だったが、八百長事件の嫌疑でプロ野球界から永久追放される)も登場するが、”彼”は、ジョーではなかった。

 その”彼”が戻ってきた、ラストシーンには、感動した。取って付けたタイトルが多い最近の映画にはない、実にストーリーを彷彿とさせる”フィールド・オブ・ドリームス”である。
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